身体と世界

アマゾン川流域の森林ほどではなくても、世界各地に森や林があります。それらが私たちの外臓のひとつ、肺です。樹木や草などの植物たちが光合成をして、酸素と二酸化炭素の出し入れをしています。そして太平洋や大西洋、インド洋、地中海などが腎臓です。もちろん、東シナ海も日本海も世界の海は腎の働き、濾過作用をしています。

1,000年で地球を一周している深海流は、肝臓ということです。解毒作用とエネルギーの貯蔵庫ですね。沈黙の臓器といわれる肝臓の特徴をよく表しています。一部の研究者たちの地道な調査でわかったことは、その深海流の汚染がかなり深刻だということです。

私たちは自分の内臓が不調のときはすぐに病院や薬局にとんで行きますが、外臓の不調となると、ワタシタチノという意識が低いかまったく気づいていないので行動が遅くなります。グローバル時代になったといわれていますが、元の元からこの星はグローブなのです。静かにこの惑星を眺めてみる時が来ているのかもしれません。ちなみに、先住民のことをアボリジニといいますが、aborigineのabは元、originも元という意味です。つまり、元の元の人たちです。

私たちの多くは後から住み始めた人たちなので、いわば後住民。先に住み始めた人たち、すなわち先住民の知恵や風習、伝統や祈りに静かに身を寄せてみる時が来ているのかもしれません。

次回は、内臓と外臓の間にある臓器、中臓を眺めてみます。

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